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大学の戦略的広報
1997年01月10日
これからの大学広報では、経営改革を促進させるための戦略的広報施策が重要であり、様々なステークホルダーとのネットワーク構築と学内におけるコミュニケーション環境を横断的に整えることがポイントとなる。


新しい新橋を考えるプロジェクト : トルネード・プログラム
2009年11月27日
トルネード型エリアマネジメントとは、期待・感動・満足感を共有化するまちづくりビジョン(ストーリー戦略)をベースに、協働活動(ソフト戦略)、共益事業の創出(ハード戦略)、に発展させるプログラムである。JR新橋駅西口商業地区の再生事業では、@生活・文化交流の促進 A持続的な経済成長 B住民主導のまちづくり事業の活性化、を実現した。

地方都市の個性化 : シネマトロジー型エリア・マネジメント
2010年12月03日
 
シネマトロジー型エリア・マネジメントとは、生涯忘れることのない感動・記憶を人々に与える名作映画のように、まちづくりへの期待・感動を煽り、人々の感性を揺さぶる経験価値(心理・感覚的まちの価値)を創るコミュニケーション戦略である。名作映画には俳優(ヒト)・舞台装置(モノ)の魅力を活かす巧みなストーリーと演出があるように、まちづくりも社会や地域住民が「期待・感動・満足感」を共有できるビジョン(地域資源を活かしたストーリー)とコミュニケーション演出(効果的な人々との交流)が重要になる。シネマトロジー型エリア・マネジメントの視点は、@地域ブランドは、「社会の憧れ・期待、住民の誇り・満足感」に表れる。A地域経済・文化の持続的成長は、「県民性、伝統、環境」を育み活かすことが基盤となる。B地方都市のグローバル化は、社会と地域を結ぶ経験価値を拡散する、ことである。人々の期待や感動体験はまちづくりの創造領域を広げる。まちが自立・自走するためには、国の画一的な方針だけに囚われず、地域特有の経済的・文化的価値のバランス感を見失わないことだ。社会と住民が「期待・感動・満足感」を共有できるコミュニケーションのプロセスから巧みなまちづくりストーリーが創られる。

和食文化を活かした地域ブランド
2011年11月25日
"食文化"は各国の伝統が受け継がれており、最も重要な自国産業である。"食欲"は人間の本能であり、人々の行動を促す普遍的テーマだからだ。和食文化は、日本固有の地域資源(国・県民性、歴史・文化、自然・地理)を活かし育んできた。経済的価値と文化的価値が高い国際ブランドと言える。和食文化のグローバル化には、日本人が新しい幸福観について話し合うプロセスが重要だ。そして日本の農林水産事業(一次産業)の優位性を国際的に活かす取り組みが求められる。

まちづくりと戦略的広報
2012年12月07日
まちづくりの戦略的広報には「ディフェンス広報」と「オフェンス広報」がある。「ディフェンス広報」は、ディスクロージャー、コンプライアンス、危機管理などまちの持続力を強化する総務的役割である。「オフェンス広報」は、シティ・マーケティング、地域ブランディング、個性化などまちの成長力を強化する役割である。戦略的広報の目的は「地域の自立と成長」にある。将来ビジョンを社会、地域住民、行政、教育・医療機関、事業者などが共有し、自助・公助・共助の活動方針を束ねることだ。戦略的広報のスキームは、住民監査(Check)→改善・計画(Plan)→連携・交流(Do)→調査・解析(Research)、のサイクル・フローで示せる。戦略的広報の要点は、@トップ広報、A感性力を活かした情報マネジメント、B法・規則とモラル観の情報バランス、C市民メディアの発展と問題点、に取り組む活動である。